今日の一杯

今日の一杯。。。
【赤】Ch.Mouton Rothschild 1994 【赤】Ch.Mouton Rothschild 1994
【赤】Ch.Mouton Rothschild 1994
Type:赤 フルボディ
産地:France(ボルドー/Pauillac)
格付:Pauillac第一級格付け
生産者:Ch.Mouton Rothschild
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン80%, カベルネ・フラン10%, メルロー8%, プティ・ヴェルド2%
パーカーポイント:91点+

エレガントで柔らかくチョコやモカやミルキーなニュアンスの香り
杉の大木を思わせる芯のある力強い味わい
一級シャトーの品格がよくわかるヴィンテージ

これから、もしくはピークを迎えたと思われる

「1994年ボルドー・ベスト・ワイン」のポイヤックから選ばれた8つのワインの1つ。
1994年のボルドーは、まずまずの年ながらトップクラスのシャトーでは厳しい選別を行ったために生産量は少なく、エレガントかつ長期熟成タイプのワインが多く誕生しています。

『1994年は、1986年からの、そして1995年以前の構想にしたがってつくられたCh.Mouton Rothschildの中では最良のように思われる。
このワインは濃密で混じりけのない紫色を見せ、次に甘い、黒い果実が煙とトースト、スパイス、西洋杉と混じりあった古典的なMouton のノーズを広げる。
ミディアムボディからフルボディ、傑出した凝縮味、多くのタンニン、そして豊かで凝縮した果実味を備えたこのワインは、良質な1988年と似ている。
ついでながら、ラベルはオランダ人の画家アペルの手になる豪華版である。
〜ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より〜』

シャトーコメント:
生き生きとして縁にでルビーの色味を見せているものの、ほとんど黒のような濃く暗い赤い色をしている。
腐葉土や砂糖漬けのチェリー、鞣革、ココアやブラックカラントのリキュールの香りがたっぷりと複雑に絡み合い、口の中で素晴らしいバランスが感じられる。
タンニンは充分に丸みを帯び、前面にあるものの決して圧倒的なものではなく、また、コーヒーや燻煙、胡椒やシナモンのようなスパイスが主体の風味は洗練されており、余韻は心地よく、穏やかで長く、1994ヴィンテージにおいても非常に上手く造られた印象のワインです。

1994年のエチケットは、オランダの画家Karel Appel氏の作品。
【赤】Ch.Mouton Rothschild 1994
まるで内面に捉えられたままのワインの魂を自由にするかのようにトーテム・ボトルの周りでワイルドな踊りを演じている一組の酒飲みの構図を油彩とアクリル彩で考えました。

~ I drink Ch.Mouton Rothschild Back Vintages ~
2002, 2001, 1995, 1987, 1975