今日は、ENOTECA主催の試飲会に参加してみました
今回のテーマは『ブルゴーニュのGrand Cruの垂直飲み比べ』
目玉は何といっても1976年のMusignyです
ラインナップはこんな感じでした
【赤】Domaine Rossignol-TRAPET Chambertin 2006
Type：赤 ミディアムボディ
産地：France(ブルゴーニュ/Gevery-Chambertin)
生産者：Domaine Rossignol-TRAPET
品種：ピノ・ノワール100%
若々しくチャーミングでありながら野生的でスパイシーな果実味を感じる
Domaine Rossignol-TRAPET
名門ルイ・トラペの分割相続により1990年に誕生したドメーヌ
1992年からリュット・レゾネ、1997年にはビオディナミでの栽培を始め、2004年には完全なビオディナミに移行しました
【赤】CAMUS Pere&Fils Charmes-Chambertin 2002
Type：赤 ミディアムボディ
産地：France(ブルゴーニュ/Gevery-Chambertin)
生産者：CAMUS Pere&Fils
品種：ピノ・ノワール100%
繊細でフィネスな印象ながら、後からキャラメルのような甘みとミントのさわやかさを感じる
【赤】Domaine Michel Magnien Morey-Saint-Denis 1994
Type：赤 ミディアムボディ
産地：France(ブルゴーニュ/Morey-St.-Denis)
生産者：Domaine Michel Magnien
品種：ピノ・ノワール100%
やわらかく梅のファーストアタックとは違い、後からブランデーのような力強さを感じるが落ち着くとジャムのような甘み
フィニッシュに微かにスミレの花のニュアンス
Domaine Michel Magnien
生真面目で優れた醸造家と知られるMichel Magnienは、Magnien家4代目当主としてブドウ栽培、ワイン造りに従事してきました。
彼のまじめで思慮深い性格はMaison Louis Latourの畑の管理を任されていたことからも窺い知れます。
1993年までは彼が父Bernard Magnienから受け継いだ畑の葡萄をMorey-St.-Denisの協同組合に納めてきましたが、彼の息子Fredericの説得により、以後すべての葡萄を使ってワイン造りを行い始めました。
ラベルにデザインされたロゴマークは、Michelの妻Dominique（太陽）、Michel（地球）、Frederic（月）を表しています。
【赤】Chevalier Pere&Fils Corton Le Rognet 1985
Type：赤 ミディアムボディ
産地：France(ブルゴーニュ/Ladoix-Serrigny)
生産者：Chevalier Pere&Fils
品種：ピノ・ノワール100%
バランスよく出汁や木苺、キャラメルのニュアンスを感じる
【赤】Bouchard Pere&Fils Musigny 1976
Type：赤 ミディアムボディ
産地：France(ブルゴーニュ/Chambolle-Musigny)
生産者：Bouchard Pere&Fils
品種：ピノ・ノワール100%
37年の熟成ながらまだまだ果実味がありながら、いちごのチャーミングさと出汁の熟成感を併せ持つ
さしずめ、30～40代のキャリアウーマンが時より見せるチャーミングな笑顔や表情
Bouchard Pere&Fils
フランス革命以前の1731年に設立されたBouchard Pere&Fils
フランス革命時代の当主Antoine Philibertのときに躍進します
1789年のフランス革命で、それまで協会や貴族の所有だった葡萄園が国に没収され民間に払い下げられ始めると、Antoine Philibertはあらゆる機会をとらえ優秀な畑を購入しつづけました。
その葡萄に向けられた情熱は、総面積130haに及ぶ大葡萄園主となった今も受け継がれています。
まさかの初Musignyが産まれ年とは、巡り会わせが良すぎる
バッカスに感謝、感謝
