仲村わいん工房@羽曳野

さて、三件目はちょっと面白いワイナリーです

仲村わいん工房
大阪府東住吉区で、立ち飲みもある仲村酒店という一般的な町の居酒屋を営みながら、羽曳野市飛鳥にある実家の母屋を醸造所「仲村わいん工房」にしてワイン造りをされています。
現当主の仲村現二氏は、昼間は畑仕事をされ、夜は居酒屋の主人として店に立ち、常連のお客様を迎える大変ハードな日々を送られています。
ワイン専門店やワイナリーのワインショップではない酒販店をされていた先代の故 仲村光夫氏が65歳(1988年頃)のときに突然ワイン造りをはじめると言い出し、1人で畑を開墾し、5年かけて酒造免許を取得し、1993年にワイナリーがスタートしたそうです。

ワインショップや酒屋がネゴシアン的にワインを醸造するのではなく、スペインのバルのように居酒屋が自家製ワイン造ってる
しかも20年以上も前からと言うのに驚きます

数ある銘柄の中から今回はこの2銘柄がラインナップ
蝶大阪メルロー
【赤】蝶大阪メルロー
Type:赤 フルボディ
産地:Japan(大阪府/羽曳野)
生産者:仲村わいん工房
品種:メルロー97%, ミツオレッド3%

がんこおやじの手造りわいん
【赤】がんこおやじの手造りわいん
Type:赤 フルボディ
産地:Japan(大阪府/羽曳野)
生産者:仲村わいん工房
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン75%, マスカットベリーA25%

日本では珍しいカベルネ主体の一本
エチケットを見る限りワインとは思えません
カベルネのしっかりした果実味が前面に出ています

ココは、他にはない独特の品種がブレンドされています
その品種が「ミツオレッド」と呼ばれる品種

ミツオレッド(光夫レッド)
仲村現二氏の父(故 光夫氏)が、10本ほど植えていた葡萄品種で、正体不明の品種
便宜上、仮で本人の名をつけてミツオレッドまたは、ミツオルージュと呼んでいる。
初夏を迎える時点で葉が赤く色付き始め、収穫期には果皮だけでなく果肉まで真っ赤になる。
現在、仲村ワインのメルロやカベルネソービニヨンワインの色付け用に少量ブレンドされている。
ミツオレッドの深い色合いと濃厚な舌触りが、仲村わいんに独自のアクセントをつけている。

ちょっと面白いワインに東住吉の立ち飲み屋にも興味がわいたので、今度行ってみようと思います

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仲村わいん工房
羽曳野市飛鳥1184