Opus One飲み比べ

一度にではないですが、貴重な経験ができたので特別編です(笑)

それは、カリフォルニアの最高級ワイン『Opus One』の1992年と1993年を飲むことができたからです

Opus Oneって名前は聞いたことのある人も多いと思いますが、
ボルドーの五大シャトーの一つCh.Mouton Rothschildとカリフォルニアの雄Robert Mondaviが合同でボルドー風のワインを造るために1978年に設立されました

ラベルにはモンダヴィとフィリップ・ド・ロートシルト男爵2人の横顔とサインが連なって書かれているのも有名ですよね

まずは先週飲んだ1993年のヴィンテージです
Opus One 1993 Opus One 1993
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン89%, カベルネ・フラン7%, メルロー4%

タンニンの滑らかさとカリフォルニアワインにしては珍しくおとなしい印象を受け、一言で言うと『ザ・ボルドー』と言うにふさわしく、樹木を思わせる青さを感じさせてくれます

そして、今日飲んだ1992年のヴィンテージ
Opus One 1992 Opus One 1992
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン89%, カベルネ・フラン8%, メルロー3%

1993年と若干のセパージュが違いますが対称的です
2000年以降のカリフォルニアワインに見られる果実味のパワフル感ではなく、奥底から来るタンニン力強さと石灰のようなミネラルのなめらかさを感じます
開いてくるとカシスやモカ、獣臭、バニラ、バルサミコのような濃厚な香りやニュアンスを感じることができます
まだまだこれからの熟成を期待させてくれます

ここまではっきりと差の出るヴィンテージも珍しいのではないでしょうか?

貴重な経験ありがとうございました&ご馳走様でした
これから毎週ボルドーとカリフォルニアを中心とした’90年代のヴィンテージが飲めるので楽しみにしています