今日の一杯

今日の一杯。。。
【赤】Trefethen Halo 1997
【赤】Trefethen Halo 1997
Type:赤 フルボディ
産地:America(カリフォルニア/Napa Valley/Oak Knoll/Hill Springs Vineyards)
生産者:Trefethen Family Vineyards
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン92%, プティ・ヴェルド4%, マルベック4%

カリフォルニアらしいしっかりした果実味、15年以上経っているのにまだまだ若い
微かに植物のアロマから始まり、力強いしっかりした果実味、そしてアフターに微かにモカのニュアンス

エチケットに描かれているような、力強いがしなやかなで引き締まったCirque du Soleilの演者を思わせる

Trefethen Family Vineyards
ナパ最古参ワイナリーの1つと呼ばれる『Trefethen』。
1886年にスコットランド人航海士のハムデン・マッキンタイアー氏により設立された『Eshcol Winery』がその前身で、これを起源とします。
(最古とされるBERINGERの設立が1876年であり、その10年後です。)

エシュコルは1880年代後半には既に最高級のワインとされていましたが、その後のフィロキセラ、そして禁酒法などで衰退し、1940年に遂には活動休止となってしまいました。

Eugene&Catherine Trefethen夫妻が、ナパ最古参ワイナリーの1つと呼ばれる 『Trefethen』を1968年に購入。
葡萄樹の植え替えを始め、当初はは葡萄園としての営業を予定していたそうですが、ワイナリー設立のブームが訪れ、息子のJohnが元詰めワイン造りを父に促し、専業グロウワーの予定をエステート・ワイナリーへと方向転換します。

1975年にTrefethenとして初リリースし、そのセカンド・ヴィンテージの1976年産が、1979年にパリで開催されたGault&Millau Wine Olympicにて、なんとフランスワインを押しのけ、世界最高のシャルドネとして【Best Chardonnay in the World】を受賞したのです。
Sustainable Viticulture(減農薬農法で育てられるもの)を始めとする自然なワイン造りを実践し、1988年にはDemeter認証をも受け、今日では
「ナパで最も古く、ナパで最も人に優しいワイナリー」
と呼ばれ、この地を代表する不動のPremium Winaryとして人気を博しているようです。