今日の一杯

今日の一杯。。。

今日はとうとう「ブルゴーニュの神」と呼ばれる醸造家のワインをいただく機会に巡り合えました
【赤】Henri Jayer Vosne-Romanee 1er Cru Cros-Parantoux 1986 【赤】Henri Jayer Vosne-Romanee 1er Cru Cros-Parantoux 1986
【赤】Henri Jayer Vosne-Romanee 1er Cru Cros-Parantoux 1986
Type:赤 ミディアムボディ
産地:France(ブルゴーニュ/Vosne-Romanee)
生産者:Henri Jayer
品種:ピノ・ノワール100%

抜栓されたボトルが横を通り過ぎるだけでエレガントなバラのような芳香

タンニンは溶け込んでいて、柔らかくエレガントで優しい甘みと酸のバランスは見事
綺麗な熟成感があり、レーズンやドライフルーツ、紅茶、高級革の複雑なニュアンス
余韻がふくよかで深く永く、甘いニュアンスが増してくるため、力強さや若さが増したような感じがする。

この味わいはまさに天使のささやきを味わっているような幸せな感覚を覚える

【赤】Henri Jayer Vosne-Romanee 1er Cru Cros-Parantoux 1986
コルクの状態も完璧で「Domaine Henri Jayer」の記載が
コレも多くの贋物が多い中、ホッとしますね

Henri Jayer
ワインの聖地Cote D’orにて「ワイン造りの神様」と讃えられた伝説的なヴィニュロン(栽培醸造家)です。
1970年代、急遽に普及しはじめた化学肥料や高収量生産などには目もくれず、昔ながらの減農薬農法や低収量にこだわり自分のスタイルを貫きました。
それは時流に逆らうものであり、当時周囲からは「夢想家」などとからかわれたそうですが、その後すぐに彼が正しかったことはその需要によって証明されました。
そして現在では当たり前となっている収量制限や低温浸漬などをいち早く実践し、現在のブルゴーニュのワイン造りに多大な影響を与えています。

【赤】Henri Jayer Vosne-Romanee 1er Cru Cros-Parantoux 1986 【赤】Henri Jayer Vosne-Romanee 1er Cru Cros-Parantoux 1986

Cros-Parantoux
フィロキセラ禍のあと休耕地になっており、カミュゼ家の荷車引きが菊芋を植えていた荒地でした。
標高高く、谷の北向き斜面と丘の南向き斜面の両方から成り立っていて、風通しは良いのですが、北を向いている部分が多いため通常は良いワインの出来る立地ではありませんでした。
しかし、それを覆して偉大なワインを造ったため神話化されました。
純粋なミネラルに富み、酸のしっかりした味わい、華やかな香りと滑らかな質感が特徴。