今日の一杯。。。
　
【赤】Chateau de Valandraud 1995
Type：赤　フルボディ
産地：France(ボルドー/Saint-Emilion)
生産者：Ch.Valandraud
格付：Saint-Emilion第一特別級B
品種：メルロー95%, カベルネ・フラン5%

カシスの果実味にコーヒークリームのような柔らかい香りが印象的

Ch.Valandraud
2012年にサンテミリオンの格付で遂に第一特別級Bに昇格したCh.Valandraud！

オーナーはJean-Luc Thunevin。
Saint-Emilionの町で土産物店から身を起こし、ワインショップ、ワインバーそしてワイン商を始めていました。
店舗に付随する形で買った小さな畑は、当時は誰からも見捨てられ、周囲は野菜畑となっていたような谷底の土地でした。
90年に初めて収穫したプドウを協同組合に売ったのち、「自分が納得できるワインを自分で造ろう」と思い立ちます。

そして迎えた91年はボルドーでは多くの畑は深刻な霜害を受け悲惨な年でした。
機械も何も待たなかった彼ができることといえば、夫人とともに一本一本のブドウの樹にできる限りの愛情を注ぐしかありません。
そしてワイン造りも知らないテュヌヴァンでしたが、名門シュヴァル・ブランの元醸造担当者ジル・パケに援助してもらい、1280本のワインが誕生します。
専門誌によい評価が載ったことが幸いし評判となり、翌1992年に一躍ボルドーのトップワインとして評価を確立したのです。

世界にその名を轟かせたのが「Chateau de Valandraud」です。

年間400ケースしか造らないChateau de Valandraudは、1992年には1本130フランだったものが、1999年には800フランと6倍以上の値段になり「Saint-Emilionのシンデレラワイン」と呼ばれるようになりました。

「言い訳せず、真面目に努力する者には、天は美味という栄冠を授ける。
野菜畑の中でさえ、どんなに悲惨な年でさえ経験もなくお金もない人間にさえ。(Jean-Luc Thunevin)」

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