今日の一杯。。。

今日の一杯。。。
【赤】Claude Dugat Griotte-Chambertin 2003
【赤】Claude Dugat Griotte-Chambertin 2003
Type:赤 ミディアムボディ
産地:France(ブルゴーニュ/Gevrey-Chambertin)
生産者:Claude Dugat
品種:ピノ・ノワール100%

ヨーグルトのようなまろやかな乳酸菌の香りに、
赤錆や血を思わせる鉄っぽさと綺麗な酸による梅干のようなニュアンスを感じる

ちょっと若いが、全体的にきれいにまとまっていてそろそろ飲み頃に差し掛かっている

Claude Dugatは紛れも無く世界でも最高の醸造家の一人です。
2000年ヴィンテージからその価格が値上がりましたが、それでも尚、彼のワインと同じレベルのDRCやLEROYの高額なトップワインに比べればコスト・パフォーマンスのあるDugatのワインは世界中で需要過多の状態が続いています。

彼のワインがこれほどまで世界中のワイン愛好家から捜し求められる理由のもう一つはその生産量の少なさからくる希少性と言えるでしょう。
なぜなら、彼が魔法の仕事を施す葡萄の木は全部で3.5ヘクタールしかないのです。
Grand CruのCharm-Chambertinで165ケース、Griotte-Chambertinでは僅か100ケース(4樽だけ)しか全生産量はありません。
日本のDugatの正規代理店ですらGriotte-Chambertinは年間で数ケースしか輸入されず、毎年、各顧客へのこのワインの振り分けではスタンダードクラスのブルゴーニュ・ルージュですら大問題が起こるほどの僅かな輸入量が現状です。

このブルゴーニュで最も偉大な生産者であるこのドメーヌではセンセーショナルな程豪華で熟成価値のあるワインが造られる要因は、徹底した低収量、収穫される葡萄が生理学的に完全な状態で熟している事、そして不干渉主義の哲学に基づくワイン造りの方法(Dugat家ではワインに清澄処理や濾過処理を施すことはめったにありません)が、非常に豊かで、複雑なアロマ持つ、目を見張るようなワインを造っているのです。
また、92年や91年の様に、ブルゴーニュ地方の赤ワインにとって大変難しい年でもClaude Dugatは収量を押えて驚くべきワインを産み出しており、この点が他の生産者とは完全に一線を画す事を改めて実証して見せました。

辛口のワイン評論家のパーカー氏が、600以上ある有能生産者の中でも11人にしか与えられない5つ星の評価を受けているのも頷けます。
ちなみにGriotte-Chambertin1996にパーカーポイント100点が付けられました

夕方からの泡パーで村名をいただくことができました
【赤】Claude Dugat Gevrey-Chambertin 2005 【赤】Claude Dugat Gevrey-Chambertin 2005
【赤】Claude Dugat Gevrey-Chambertin 2005
Type:赤 ミディアムボディ
産地:France(ブルゴーニュ/Gevrey-Chambertin)
生産者:Claude Dugat
品種:ピノ・ノワール100%

村のテロワールであるほのかな獣臭に濃縮された果実味と力強いタンニンを感じる

同じ日に村名とGrand Cruが飲めるなんていい一日でした