久しぶりに大阪三越伊勢丹の地下セラー内のワインバーに行ってきました
扉を開けて目の前に飛び込んできたのは、
早々飲めないGAJAのヴィンテージが2種類1998年と1971年
ってことで、その2種類を即行で注文(笑)
では、ちょっと『GAJA』に関して、ウンチクを。。。
世界中の生産者の中で間違いなくトップクラスの地位を不動ものとしているアンジェロ・ガヤ氏。
アンジェロ・ガヤ氏は「イタリアワインの帝王」とも呼ばれています。
高品質なワイン造りには妥協を一切せず、一貫した哲学を持って臨み、伝統を守りつつも常に革新的な新技術を取り入れる柔軟さを持ち、イタリアワインの地位の向上に最も貢献した人物の一人です。今や北イタリアのピエモンテで造られる有名なバルバレスコやバローロは、彼が有名にしたと言っても過言ではありません。13もの畑から造られたネッビオーロを緻密にブレンド。
引き締まったタンニンと程よい酸味。凝縮した果実味、森の果実、ミネラル、コーヒーなどの複雑な香り。
エレガントかつ滑らかなタンニンが口いっぱいに広がった後は、非常に心地よく長い余韻が続きます。
30年以上の熟成ポテンシャルを持つ「バルバレスコの頂点」というべき偉大なワイン。
では、’98のヴィンテージから
【赤】GAJA Barbaresco 1998
Type:赤 フルボディ
産地:Italy(ピエモンテ州)
生産者:Angelo Gaja
品種:ネッビオーロ100%
原産地呼称:DOCG Barbaresco
力強く引き締まった骨格を持ち、14年の熟成をしながらも果実味とエレガントなタンニンが口内に広がります
続いて、’71です
【赤】GAJA Barbaresco 1971
Type:赤 フルボディ
産地:Italy(ピエモンテ州)
生産者:Angelo Gaja
品種:ネッビオーロ100%
原産地呼称:DOCG Barbaresco
香りはエレガントに熟成感があり、口に含むと’98と変わらない骨格と果実味が感じれる
レーズンのようなニュアンスからエレガントな梅の旨味を抽出したような酸、
そしてかつお出汁の旨味を感じさせるミネラル感が姿を現す。
特筆すべきは、香りや余韻の長さがハンパなく、’98の比ではない
こう飲み比べて思うのは。。。
デキャンタージュ等で人の手で香りや個性を開かせるのと熟成ならではのニュアンスはまったく異なるものなんだなと改めて感じさせてくれる経験でした
ご馳走様でした